主な経済バブル
- チューリップ・バブル(1634年 - 1637年、オランダ)
チューリップの球根が投機の対象となり、価格が異常に高騰しました。しかし、価格はすぐに暴落し、多くの人が財産を失いました。世界最古のバブルと言われています。
- 南海泡沫事件(1711年 - 1720年、イギリス)
南海会社の株が投機的に取引され、価格が急騰しました。しかし、実際には会社の実態が伴っておらず、バブルは崩壊しました。
- ミシシッピ・バブル(1717年 - 1720年、フランス)
フランスのミシシッピ会社がアメリカ大陸のルイジアナ開発を独占する権利を得て、株価が急騰しました。しかし、会社の経営状態が悪化し、バブルは崩壊しました。
- 1929年の世界恐慌(アメリカ)
1920年代の好景気を背景に、株式市場が過熱しました。しかし、1929年10月24日の「暗黒の木曜日」をきっかけに株価が大暴落し、世界恐慌へとつながりました。
- 日本のバブル景気(1980年代後半 - 1990年代初頭)
プラザ合意後の円高不況を克服するため、金融緩和政策がとられました。株価や地価が異常に高騰し、不動産投資や投機が活発化しました。しかし、1990年代初頭にバブルが崩壊し、長期の景気低迷(失われた10年)に突入しました。
- アジア通貨危機(1997年)
タイの通貨バーツの急落をきっかけに、アジア各国の通貨が連鎖的に下落しました。背景には、過剰な投機と金融システムの脆弱性がありました。
- ITバブル(1990年代後半 - 2000年代初頭)
インターネット関連企業への投資が過熱し、株価が異常に高騰しました。しかし、2000年代初頭にバブルが崩壊し、多くのIT企業が倒産しました。
- リーマンショック(2008年)
アメリカの住宅ローン市場の崩壊をきっかけに、金融システム全体が危機に陥りました。世界的な金融危機に発展し、多くの国で景気後退を引き起こしました。
バブル崩壊は、経済に深刻な影響を与えます。
- 資産価値の減少
- 金融機関の破綻
- 景気後退
- 雇用不安
- 社会不安
バブルは、過度な投機や楽観的な予測が引き起こす経済現象です。バブル崩壊は、経済に深刻な影響を与えるため、注意が必要です。
参考資料
- SMBC日興証券:
https://www.bloomberg.co.jp/
- 楽天証券 トウシル:
https://media.rakuten-sec.net/