じぇみにんに聞いてみた



花粉症の薬は免疫の働きを抑えるものですか

2025-02-28 18:16:29
花粉症の薬は、種類によって免疫の働きを抑えるものと、そうでないものがあります。
免疫の働きを抑える薬
  • ステロイド薬:
    • ステロイド薬は、炎症を抑える効果が非常に高く、免疫反応そのものを抑制する働きがあります。
    • 主に、鼻づまりなど、重い症状の緩和に用いられます。
    • ただし、副作用のリスクもあるため、医師の指示に従って使用する必要があります。
  • Th2サイトカイン阻害薬:
    • 免疫反応に関わる細胞に作用し、過剰な免疫反応を抑える働きがあります。
    • 鼻水、鼻詰まり、くしゃみの緩和に効果が期待できます。
免疫の働きを抑えない薬
  • 抗ヒスタミン薬:
    • ヒスタミンは、アレルギー症状を引き起こす化学物質です。
    • 抗ヒスタミン薬は、ヒスタミンの働きを抑えることで、くしゃみ、鼻水、目のかゆみなどの症状を緩和します。
    • 免疫反応そのものを抑えるわけではありません。
  • 抗ロイコトリエン薬:
    • ロイコトリエンという炎症物質の働きを抑えることで、鼻づまりなどの症状を緩和します。
    • 抗ヒスタミン薬と同様に免疫反応そのものを抑えるわけではありません。
その他
  • アレルゲン免疫療法(減感作療法):
    • アレルゲンを少量ずつ投与することで、体をアレルゲンに慣らし、免疫反応を弱める治療法です。
    • 根本的な体質改善を目指す治療法であり、免疫の働きを調整するものです。
花粉症の薬は、症状や重症度によって使い分けられます。医師や薬剤師に相談し、適切な薬を選びましょう。


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