QZSSについて詳しく
2025-02-06 18:20:55
QZSS(準天頂衛星システム)についてですね。詳しくご説明します。
QZSS(準天頂衛星システム)とは
QZSS(準天頂衛星システム)とは
- Quasi-Zenith Satellite System の略で、日本が主体となって運用する衛星測位システムです。
- 「みちびき」 という愛称で呼ばれることもあります。
- GPS(アメリカ)、GLONASS(ロシア)、Galileo(欧州)、BeiDou(中国)など、世界には様々なGNSS(全球測位衛星システム)がありますが、QZSSはその一つです。
- 日本上空に長く滞在:準天頂軌道と呼ばれる、日本上空に長く留まるような軌道を持つ衛星を利用しています。これにより、日本国内やその周辺地域において、安定的に高い精度の測位情報を得ることができます。
- GPSの補完:GPSと組み合わせて利用することで、GPSの弱点を補完し、より高精度で信頼性の高い測位を実現します。
- 多様なサービス:高精度な位置情報だけでなく、災害・危機管理通報や衛星安否確認など、様々なサービスを提供しています。
- 複数のQZSS衛星と、地上に設置された管制局や追跡局で構成されています。
- 衛星から送信される電波を、スマートフォンやカーナビゲーションシステムなどの受信機で受信し、現在地を特定します。
- カーナビゲーション:高精度な位置情報により、より正確なルート案内を実現します。
- スマートフォン:地図アプリや位置情報ゲームなど、様々なアプリで活用されています。
- 測量:高精度な測量作業を効率的に行えます。
- 防災:災害発生時など、正確な位置情報を把握するのに役立ちます。
- みちびき公式サイト:https://www8.cao.go.jp/
- 準天頂衛星システム - Wikipedia:https://en.wikipedia.org/
- QZSSは、2024年5月現在、4機体制で運用されています。
- 今後は、さらに衛星の数を増やし、より高度なサービスを提供することが予定されています。