じぇみにんに聞いてみた

2月が他の月よりも極端に短い理由には、古代ローマ時代の暦が大きく関係しています。
古代ローマの暦

• 当初、ローマの暦は10ヶ月しかなく、冬の期間は月がありませんでした。
  
• 後に、1月と2月が追加されましたが、2月は1年の最後の月とされていました。
  
• 当時のローマでは、偶数は不吉とされていたため、2月は28日間とされました。
  

ユリウス暦

• ユリウス・カエサルが暦を改訂し、現在の暦に近い形になりました。
  
• この時、2月は28日間（閏年の場合は29日間）とされました。
  

グレゴリオ暦

• さらに、グレゴリオ暦に改訂され、現在使われている暦となりました。
  
• この時も、2月は28日間（閏年の場合は29日間）のままとなりました。
  

なぜ2月が短いのか
2月が短い理由は、古代ローマ時代の暦の名残であり、以下の3つの要素が複合的に影響していると考えられます。
1. 偶数に対する不吉観: 古代ローマでは、偶数は不吉とされていました。これは、偶数が割り切れる数であり、不安定なものと考えられていたためです。一方、奇数は割り切れない数であり、安定したものと考えられていました。2月が偶数日である28日間とされたのは、このような偶数に対する不吉観が影響していると考えられます。
2. 1年の最後の月: 2月は、古代ローマ暦では1年の最後の月でした。1年の終わりである2月を短くすることで、1年全体のバランスを取ろうとした可能性があります。
3. 暦の調整: 古代ローマ暦は、実際の季節とずれが生じることがありました。そのため、暦を調整するために、2月の日数を減らした可能性があります。
まとめ
2月が短いのは、古代ローマの暦に由来し、歴史的な経緯や文化的な背景が影響しています。偶数を不吉とする考え方もその一つですが、1年の最後の月であったことや、暦の調整も理由の一つと考えられます。
2月は短い月ですが、その背景には様々な歴史や文化が詰まっているのですね。